たび鉄通信 by虎キチこまちゃん
阪神タイガースあれこれと、ぶらり旅のブログです。
- 2008.11.11 Tuesday
現在の名工
各地とも紅葉の見頃が近づいてきましたね。
旅好きの自分としても、あちこち出かけてみたくなる頃です。
最近、鉄分濃い目(笑)のブログでありますが、今日もひとつそのお話を。
40代後半の僕は、新幹線と聞くと想像するのは0系から100.200系の「だんご鼻」系車両です。300系以降は「〜系のぞみ」などといいます。
その元祖0系車両は現在山陽新幹線の「こだま」として数本運行されているのですが、それも11月いっぱいで引退だそうです。
デビュー当時の白と青のカラーに再塗装された車両とももうすぐお別れです。でひ最後乗ってきたいと考えています。
ところで、新幹線車両の特徴的なあのノーズ(オデコと呼ばれたいるそうです)0系から700系まですべて手作りだったのてご存知ですか。
少量生産のノーズは、コスト面でも技術面でも機械では難しいといわれています。そのノーズを「打ち出し板金」という工法で作ってこられたのが国村次郎さんです。その国村さんが昨日、今年の「現在の名工」に選ばれました。アルミ板を叩いて滑らかな曲線に仕上げていく様子をテレビで以前拝見しましたが、まさに職人芸というものでした。最新鋭の車両が手作りで出来ていることも驚きでした。
現在も山口県内の工場で工場長として後継の指導もされているそうです。一人前になるには10年かかるという技術はまさに国の宝といえるものですね。